関口 玲 さん
インテリアコーディネーター(第31回合格)
HIPSとともに
資格取得の動機
 私は、宅建業・一般建設業を営む会社の受付として職を得たことを機会に、前年に取得した宅建に続いて、インテリアコーディネーター資格を目指すことにしました。
 そして資格取得のために、合格率が一番高いHIPSでの通学を選びました。一級建築士の友人から、資格を取るなら実績があるのはHIPSだと聞いていたことや、私にとって新宿校が通うのに便利な場所だったことも選んだ理由です。また、日頃の仕事で接客するお施主様や同僚には20代・30代の人達も多く、通学クラスでその世代の人達と話せることも楽しみにしていました。そして講義の振替が出来る点や、気軽に質問が出来る点も良く、すべてに期待以上のものを得ることが出来たと思います。

試験対策講座の始まり
 「基礎講座」(全8回)が始まりました。講師は、一級建築士として建築事務所を構えて、店舗・オフィス・住宅の設計・建築に携わっている方ということでした。毎回、インテリアコーディネーターの仕事の広がりや深さを教えていただく内容でたいへんに興味深かったです。特に、伝統的な木造住居の建築現場で大工や建築士、施主が協力して作り上げる過程は素晴らしいと思いました。
 「本講座」はオリエンテーションに始まり、全16分野の講義でした。オリエンテーションでは、三島校長から試験対策についてのアドバイスをいただき、この点を意識してスタートしました。
 5月にはショールーム見学が3ヶ所あり参加しました。ファブリック・住宅設備機器・照明などの実物を説明付きで見ておくことは、後に大変役立ちました。

1次試験の勉強法
 まずはじめに、テキストと過去問題集をテーマごとに分割しました。製本テープを使い、持ち運びやすく作りました。予習・復習テストは一冊にまとめて、繰り返し解きました。これは取り組みやすいので、本試験直前まで気持ちを落ち着かせるのに役立ちました。過去問題集は右側のページにあるキーワードが分かりやすく、よく読みました。また、チェック欄には日付を記入しながら解いていました。暗記するためには、切ったり、貼ったり、書いたりしました。「歴史→書き込み式」、「構造→書き込み式」、「椅子の名前と作家→附箋(裏表)」、「金具→附箋(裏表)」、「材木→色分け」、「色彩→書き込み式」、こんな風に楽しみながら作りました。
 講義の始まる前に、復習テストの成績が良い人はホワイトボードに名前が書かれるのですが、毎回登場する人はテキストをよく読み込むやり方でさらに質問を多くしていました。私も何回か名前を書かれることがあり、とても励みになりました。

2次試験の勉強法
 「2次対策実習講座」スタート。2次試験まで残り6週間です。講師に「やるといい」と言われたことはやりました。はじめに「太線と中線の描き分け」を沢山描き、また、「断面図は毎日同じ図面を製図し、時間を記録」しました。1枚を完成させるのにかかる時間が、50分から15分になりました。「平面図はトレースをある程度描いたら、次は自分で考えて描くこと」、「家具図も出来るようにする」、「パースは描けるようになるまで描く」、「プランニングは30分で時間を区切り、過去問題、予想問題を全部やる」。他には「家具スケッチ」をやりました。1次試験と違うところは、細切れ時間では課題を完成出来ないことです。この頃は寝る時間を削って1枚を完成させました。なかなか手ごたえを得られずにいましたが、教室で机を並べている人達と図面を見せ合ったり、きれいに速く描くコツを聞き合ったりするうちに、私達は同じような気持ちでいることが分かりました。不安を持ちながらも時間との闘いで、「ここは、やりきるしかない」という気持ちになりました。色鉛筆での着彩は最後まで苦労しましたが、教室でグループに分かれて得意な人を先生にして教えてもらった時、コツが分かったように思います。
 論文では、構造を理解するのに全ての過去問題の解答例にアンダーラインを引きました。そして6回分の課題を解きました。得意ではなかったのですが、構造が分かると書きやすくなりました。難しく考えずに素直に書くことで、読む人も分かりやすい文章になるようです。

クラスの雰囲気(友人・講師・スタッフ)
 会社では「体調管理に気を付けて、無理をしないように」と言われていました。そして合格すると、「すごいね、頑張ったね」と言っていただけました。私の仕事で会社に貢献出来ることは少ないと思いますが、少しでも受付業務に役立ち、社内の仕事を理解して働けるのは嬉しいことです。資料を集めること一つにも広がりが感じられます。これからの仕事のために、さらに研鑚を積みたいと思います。
 HIPSの講義は凝縮された内容で充実していました。教室には合格を目指す意識の高い人が集まっていたので、私も最後まで目標に向かって頑張れたのだと思います。スタッフからの声掛けも適切で励まされました。質問にはすぐに分かりやすい返事をいただきました。面談は2回ありました。模試の結果が思うよう出なかったのですが、「本試験の結果にピークを持って来られたのでいいのですよ」とのことで納得しました。早期の2次試験対策講座に参加出来ず焦っていた時、「今は1次試験に照準を合わせましょう」、「2次対策はその後からでも間に合いますよ」と言われたことは本当でした。また、教育訓練給付金の支給に関する手続きもスムーズに出来ました。本当に十分な温かいサポートがありました。感謝しています。これからインテリアコーディネーター資格取得を目指すなら、ここには合格への最短の方法と凝縮された知恵があるのでやり切れると思います。
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